αリポ酸の特徴その1
αリポ酸の特徴その1
体内でのエネルギーの生成には、全ての細胞内に存在するミトコンドリアというものが必要になってくるようです。
このミトコンドリアは、体内でエネルギーの生産工場のような働きをしていて、「アルファーリポ酸(αリポ酸)」は、このミトコンドリアにブドウ糖を、運ぶ働きがあるとされています。
また、ビタミンCやビタミンEが不足しがちになってくると、ピンチヒッターとして働いてくれると言われている点も注目です。
さらに、体内で効果を失いつつある抗酸化作用がある栄養成分、ビタミンCやビタミンEの効果を高めるとも言われています。
αリポ酸の成分
αリポ酸とは、一方の端にイオウ(S)を二つ持っている構造式が特徴です。
この、イオウの部分が体内で還元型に変わります。
体内には、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が入りますが、体内の活性酸素と結びつくと、抗酸化物質自体は酸化され、抗酸化力を失ってしまいます。
還元型を持つαリポ酸は、この酸化された抗酸化物質、いわゆる使い古したビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質に働きかけ、酸化を還元して再び活性化させます。
その際、αリポ酸自体も酸化されてしまいますが、すぐに還元型に戻ります。
「酸化しても独自に還元型に戻る」、これが他の抗酸化物質にはない、αリポ酸の特徴です。
抗酸化ネットワークを支えるαリポ酸
このように、
第一段階で活性酸素から抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10(CoQ10))へ、
第二段階で抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10(CoQ10))からαリポ酸へ、
第三段階でαリポ酸自体で、それぞれ「酸化」「還元」を繰り返す。
このリサイクルを「抗酸化ネットワーク」と呼びます。
そして抗酸化ネットワークを支えているのがαリポ酸なのです。
αリポ酸はチェスの駒の全方向に動く「女王(クイーン)」のようにいろんな面で働きかけることから、αリポ酸は「サプリメントの女王(クイーン)」「抗酸化パワーの指揮官」とも呼ばれているそうです。